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香川名物あん餅雑煮が美味しすぎて高松に行ったら絶対食べてほしい【香川 讃岐うどん旅8】

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こんにちは、さくさくです。

2泊3日の駆け足で巡る讃岐うどん旅。

最終日の昼食は、香川名物のあん餅雑煮をいただきました。

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c OpenStreetMap contributors

香川 讃岐うどん旅 別の記事はこちらから。

香川名物あん餅雑煮

お雑煮といえば日本各地で様々、生まれ育ったふるさとの味がありますね。

丸餅か角餅か、ブリか鮭か、すましか味噌か…etc、子供の頃から慣れ親しんだ味には思い入れも多いもの。

さくさく家の雑煮は鶏出汁の地味なものですが、やはり愛着があります。

個人的には北海道や東北地方のイクラが入ったお雑煮が美味しそうで、いつか食べてみたいです。

 

うどん県の雑煮は、あん餅雑煮です。

その昔私が中学生の頃、中島みゆきのオールナイトニッポンで「香川の雑煮は、白味噌の汁にあんこ入りの餅が入るらしい」とリスナーの投稿で取り上げられて衝撃だったのを覚えています。

白味噌仕立てのお雑煮だけでも想像がつかないのに、更にあんこ餅入りとは。

一体どんな味なんでしょう?

  

この10数年ほど、讃岐うどんの美味しさにはまって、香川までうどん旅に行くこと数回。

高松市内であん餅雑煮を出してくれるお店を見つけて入ってみました。

実際にあん餅雑煮を食べてみると想像以上に美味しい!

以来、うどん旅に行くと必ずあん餅雑煮もセットで食べに行くようになりました。

 

お雑煮に何故あんこ入りのお餅?

あんもち雑煮は、香川県の郷土料理です。

汁は、いりこ出汁の白味噌仕立て。

具は大根、人参などと、餡入りの丸餅が入っています。

では何故お雑煮に餡入りの餅を入れるようになったのでしょうか。

 

讃岐三白

江戸時代、高松藩が生産を奨励したのが塩・砂糖・木綿です。

これらは藩の特産品として讃岐三白といわれました。

当時、黒砂糖が主な時代に、高松藩では製糖技術を磨いて白糖を生産するようになりました。

貴重な白砂糖は藩を代表する特産品となり、現在に至ります。

 

讃岐和三盆糖

現代でも高級な砂糖として知られる讃岐和三盆糖。

砂糖は、藩で厳格に管理していました。

生産者の庶民が口にできるものではありません。

しかし「自分たちで作っている砂糖を正月くらいは食べたい」こんな思いから、甘いあんこ餅を雑煮に入れることが考えられたようです。

藩の役人に見つからない見た目にはわからないような食べ方、それがあん餅雑煮なのです。

当時は白味噌も高価なものでした。

甘い砂糖と白味噌を一度にいただけるあん餅雑煮は、お正月に何よりのご馳走だったことでしょう。

 

あん餅雑煮実食

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写真は、高松市内の甘味茶屋ぶどうの木でいただけるあん餅雑煮670円です。

雑煮は白味噌仕立てで、具はあんこ餅と大根、人参。

上に青のりが散らしてあります。

手前にあるのは、これも香川県の郷土料理しょうゆ豆。

煎ったそら豆をしょうゆ・砂糖などでつくったタレに漬け込んだもので、香川県内のお店で食事すると割とよく出てきます。

それでは、お楽しみのあん餅雑煮をいただきます。

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餅をつまむと、透けて中にあんこが入っているのがわかります。

白味噌の上品な塩気とあんこの甘さが絶妙に溶け合って、愛され続けているのも納得の美味しさです。

お椀の赤と白味噌仕立ての汁で見た目も華やかです。

高松市内には何軒かあん餅雑煮を食べさせてくれるところがありますが、わかりやすくて便利なので私はいつもぶどうの木に行ってます。

冬でも夏でも一年を通して注文できるのもいいです。

高松に行くことがあったら、うどんと骨付鳥だけじゃなくてあん餅雑煮もぜひチェックしてくださいね。

 

あん餅雑煮が食べられるお店

香川県高松市であん餅雑煮が食べられるお店をご紹介します。

冬季限定メニューのところもあるので、あん餅雑煮目当てなら確認して行くことをおすすめします。

甘味茶屋ぶどうの木

高松で、いつもあん餅雑煮を食べに行くお店で通年注文できます。

高松駅から徒歩13分程度、アーケード街の中にあります。

この記事で紹介した写真も、ぶどうの木のあん餅雑煮です。

住所:高松市百間町2-1
TEL:087-822-2042
営業時間:10:00~20:00
日曜日:10:00~16:00
定休日:月曜日 ※祝日の場合は翌日休み

www.lion-douri-shoutengai.com

 

甘味喫茶エビスヤ

お餅屋さんの老舗エビスヤに併設している甘味喫茶です。

あん餅雑煮は、香川県の県産品金時にんじんが入手できる期間(11月~2月頃)となっています。

高松駅から徒歩13分程度です。

住所:高松市片原町2-2
TEL:087-821-4030
営業時間:8:30~19:00
定休日:水曜日

www.facebook.com

 

甘味茶寮ほとり

あん餅雑煮は季節限定(10~3月)となっています。

栗林公園北口駅から徒歩3分程度です。

住所:高松市中野町32-3(栗林公園北門前)
TEL:087-887-7711
営業時間:11:00~18:00(L.O17:30)
土日祝:8:00~18:00(L.O16:30)
定休日:水曜日

hotori.chagasi.com

 

花園亭

特別名勝栗林公園内の食事処なので、観光のついでに立ち寄ることもできます。

あん餅雑煮は冬季限定です。

事前予約で朝がゆをいただくこともできます。

住所:高松市栗林町1-20-3 栗林公園内
TEL:087-831-5255
営業時間:8:00~18:00
hanazonotei.web.fc2.com

 

桃太郎茶屋

高松近郊にある観光地、屋島の山上商店街にあります。

屋島には、四国村という屋外博物館や四国霊場八十八箇所第84番札所の屋島寺、源平古戦場を望める談古嶺などがあります。

あん餅雑煮は通年食べられます。

琴電屋島駅よりシャトルバスで10分程度です。

住所:高松市屋島東町1821
TEL:087-841-9464
営業時間:10:00~17:00
定休日:不定休

www.yashima-navi.jp

 

まとめ

以前、高松に旅行に行くという知人に、骨付鳥とあん餅雑煮を薦めました。

旅行を終えて戻ってきたら「とても美味しかった。いいものを教えてもらった。」と喜んでくれました。

その知人は、食べたお店で売っていたあん餅雑煮のおみやげセットを買うくらい気に入ったそうです。

甘みと塩気のコラボレーションって、多分万人に好まれる味なのではないかと思います。

ところで、香川県の中でもお雑煮には違いがあるようです。

白味噌仕立ての汁にあんこ餅が入る、所謂あん餅雑煮は香川県の中でも高松より西の地方で食べられているそうです。

徳島県寄りの東側では白味噌仕立ての汁にあんこ餅でない普通の白い餅が入るそうです。

いつか、こちらも実食してみたいと思います。 

高松は美味しいものいっぱいあるね

うん、食べ歩きが忙しすぎて困るw

香川 讃岐うどん旅 別の記事はこちらから。

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